ご挨拶このページを印刷する - ご挨拶

院長

 令和3年度を迎えるにあたりご挨拶を申し上げます。令和2年度はこれまでに経験したことのない新型コロナ感染症パンデミックの対応に終始した1年間でした。当院は佐賀県東部地区の感染症指定医療機関であるため、新型コロナ感染者が発生した際には受け入れる責務があります。そこで昨年2月より複数回にわたり新型コロナ対策会議を開催し事前準備を行いました。入院患者数に応じて病床逼迫度を層別(フェーズ)化し、それぞれのフェーズに準じた診療体制を設定しました。その後4月4日に当院では初の新型コロナ患者を受け入れました。5月には発熱者専用外来を休床している旧病棟に設置し、一般外来患者との接触を完全遮断しました。第1波の蔓延期以降、職員には手指消毒・マスク装着を徹底化するとともに三密回避・県外への外出自粛も継続して参りました。このような徹底した感染防御対策の甲斐もあり、第1波~第3波を通して1名の院内感染者を出すこともなく、新型コロナ感染に対応することができました。また、新型コロナ診療以外の一般診療に関しても、入院を制限した時期もありましたが、医療崩壊を招くことなく病院機能を維持することができました。これもひとえに職員が一丸となり新型コロナ感染症対策に真剣に取り組んだ成果だと思っています。令和3年3月には全国約300万人の医療従事者を対象としたコロナワクチン接種が開始されました。当院でも3月12日までに職員へ第1回目のワクチン接種を終了いたしました。4月中旬より65歳以上の一般接種も開始予定ですが、国民全員への接種完了までには暫く時間を要すると思われます。近い将来、第4波・第5波が来ないという保証はありません。当院では、今後も徹底した感染予防・回避対策を継続していく所存ですので、地域の皆様には病気を放置することなく、どうぞ安心して受診して頂きたいと願っております。

 院長に就任し早いもので3年目を迎えます。当院は一般診療に加え、セーフティネット分野の医療(結核、重症心身障害)も併設する複合型医療施設です。一般診療においては、地域医療支援病院としての責務を果たすべく、救急医療のさらなる充実・近隣医療施設との病診連携強化に努めていきます。

 当院では循環器内科・糖尿病内科・呼吸器内科・消化器内科・外科・整形外科・小児科の7診療科による専門的医療を行なっています。本年度は近隣の開業医の先生や救急隊の隊員の方々と顔の見える関係をさらに強化し、地域になくてはならない病院を目指して参ります。また当院は県内唯一の結核専門医療施設として重責を担っています。今後も拠点病院としてのプライドを持って佐賀県の結核診療を支えていく所存です。重症心身障害医療においては、九州最大規模の病床数(165床)を有しています。ここ数年、重症新生児・幼児の入院受け入れを積極的に行っており医療レベルが高度化してきました。本年度から小児科医が1名増員され計7名になります。さらにきめ細やかな重症心身障害医療を目指します。

 令和3年度も職員一丸となって明るく活気ある病院作りを行っていく所存です。地域住民に寄り添う暖かい医療を信条とする東佐賀病院をどうぞ宜しくご支援下さい。

令和3年4月1日
東佐賀病院 院長
北島 吉彦