股関節外来このページを印刷する - 股関節外来

股関節外来のご案内

担当医師: 重松 正森(しげまつ まさもり)
 

資格など

医学博士
日本整形外科学会専門医
 

所属学会

日本整形外科学会
日本股関節学会
日本人工関節学会
西日本整形・災害外科学会
日本医療マネジメント学会
日本クリニカルパス学会
American Academy of Orthopaedic Surgeons (AAOS)
Asian Pacific Orthodonic Society (APOS)
Societe Internatinale de Chirugie Orthopedique et de Traumatolojie (SICOT)

当院の股関節外来の特色

 平成21年3月まで佐賀大学整形外科の講師として、その後、佐賀中部病院、佐賀記念病院で股関節を専門に診療を行ってきました。

 股関節疾患は見過ごされやすく、放置すると腰や膝といった隣接関節にまで障害を来し、最終的に生活の質を著しく損なう場合があります。当科ではこのような患者様に股関節疾患がないかを調べ、股関節が原因と考えられる場合には、保存療法、手術療法についての選択肢を提示します。もし手術の適応があると判断した場合も患者様だけでなくご家族にも十分説明を行い、安心して手術を受けることができるよう心がけています。

 また、股関節に関わるほとんどの全国規模学会に出席し、最先端の治療を行うべく努めています。

 当院は人工関節だけでなく、佐賀県内でも数少ない、最新の股関節内視鏡治療が可能な病院です。内視鏡手術はこれまでの手術に比べ、傷が小さいだけでなく体の負担が非常に少ない手術です。もし、股関節でお困りの患者様がおられましたら御気軽に受診・御紹介ください。

股関節外来診療日

毎週 月・水・木曜日 8時30分~11時30分まで

予約方法

学会出張などで不在のことがありますので月~金(祝祭日除く)の9時から16時までにお電話でご確認下さい。

電話番号:0942-94-2048(代表)
交換手に「股関節外来希望または重松医師の外来希望」とお伝え下さい。

診療内容

主に以下のような股関節障害を中心に診断・治療を行います。

変形性股関節症、大腿骨頭壊死症、一過性大腿骨頭萎縮症、臼蓋形成不全、弾発股、関節唇損傷、股関節骨折術後の痛み、骨盤骨切り術後の痛み、大腿骨骨切り術後の痛み、人口股関節術後の不具合、他院でレントゲンやMRIを撮ってもわからなかった股関節痛 など

MRIでもわからない股関節痛の原因

 MRIは大腿骨頭壊死症や骨折など骨自体に異常がある場合の発見には非常に有用ですが、その他の原因の時はわからない場合があります。例えば関節唇障害などの発見率は通常のMRIでは30~40%位だと言われています。このような場合は造影MRIや関節造影、股関節鏡が有用です。

 当院は佐賀県内でも数少ない、股関節鏡検査が可能な病院です。(2021年度中に最新型のMRI導入予定です。それまでは近隣病院に撮影を依頼しています。)

当院での股関節手術

人工股関節術

関節の痛んでいる部分を取り除いて人工の関節に置き換える手術です。痛みの原因を全て取り除くため、除痛効果が大きくリハビリが早いことが特徴です。

入 院 前日入院(新型コロナ患者増加期間は4日前入院)
手術時間 40分~60分
術後2日目 歩行訓練開始
術後1~2週 T杖歩行
術後2~4週 退 院

地域包括ケア病棟を利用して長めのリハビリもできます。

股関節鏡手術(内視鏡を用いた手術)

股関節の周辺の皮膚に1cm程度の孔を2つか3つ開け、ここから関節鏡(内視鏡)を入れます。
モニターに映った関節内を観察しながら、見つけた病変の処置を行います。

入 院 前日入院(新型コロナ患者増加期間は4日前入院)
手術時間 30分~120分(縫合などの処置を行う場合、手術時間が長くなります)

リハビリが不要な場合、7~10日で退院可能です。
地域包括ケア病棟を利用して長めのリハビリもできます。