平成29年度議事録
包括ケア病棟の退院支援
申請番号 | 29-23 | |
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申請者 | 包括ケア病棟 | 中島 恵 |
課題 | 包括ケア病棟の退院支援 | |
【概要】 包括ケア病棟において、限られた期間に適切な医療を受け、退院後も安定した療養生活が送られるように、退院支援に取り組む必要がある。今回、退院支援活動の実態を明らかにし退院支援における課題を明らかにする事を目的に、円滑な退院支援事例と困難退院支援事例を報告する。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
慢性閉塞性肺疾患患者における長時間作用性抗コリン薬/β2刺激薬配合薬の症状・呼吸機能・身体活動量への効果に関する研究
申請番号 | 29-22 | |
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申請者 | 医局 | 小林 弘美 |
課題 | 慢性閉塞性肺疾患患者における長時間作用性抗コリン薬/β2刺激薬配合薬の症状・呼吸機能・身体活動量への効果に関する研究 | |
【概要】 COPDに対する治療薬を受けていない患者におけるスピオルトレスピマット(チオトロピウム臭化物水和物・オロダテロール塩酸塩)とスピリーバレスピマットレスピマット(チオトロピウム臭化物水和物)を比較検討し、LABA/LAMA配合薬の呼吸器症状、呼吸機能、身体活動量への効果を明らかにする。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
重症心身障がい児(者)のセレン補充療法の治療効果について
申請番号 | 29-21 | |
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申請者 | 医局 | 上野 知香 |
課題 | 重症心身障がい児(者)のセレン補充療法の治療効果について | |
【概要】 セレンは必須微量元素のひとつで、セレンを含まない中心静脈栄養や一部の経腸栄養剤・特殊ミルクで栄養管理される患者の中にセレン欠乏症(心筋障害や皮膚症状、筋症状、毛髪の変化など)が発生することが報告されている。2017年10月にはセレン欠乏症に対する補充療法中に過剰症を起こした死亡例の報告があった(京都大学)。セレン補充療法の方法はガイドラインがあるが、重症心身障害児・者(以下重症児(者)への治療効果をまとめた報告は少ない。 当院では2016年より重症児(者)に対し定期的にセレン値を検査し臨床症状を呈するセレン欠乏者が全体の56%に上ることが明らかとなった。現在、本邦ではセレン補充のための専用の薬品は市販されていないため、院内にて調剤したセレン製剤を使用したセレン欠乏者に対し治療を開始している。セレン欠乏症を呈する重症心身障害児(者)に対するセレン補充療法の治療効果、副作用の発現の有無などを調査し、治療の妥当性・有効性を検討する。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
ヨーグルトの効果を活用し、腸内環境を整え便通促進を図り、緩下剤、浣腸の軽減を図る。
申請番号 | 29-20 | |
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申請者 | 看護師 | 岡田 直三 |
課題 | ヨーグルトの効果を活用し、腸内環境を整え便通促進を図り、緩下剤、浣腸の軽減を図る。 | |
【概要】 重症心身障害児(者)では、さまざまな基礎疾患により便秘傾向になりやすい。ヨーグルトの成分である乳酸菌を摂取することで腸内環境を整え自然排便の促進を図る。ブリストルスケールにて便の性状を評価し、緩下剤の量、浣腸の回数の減少を図ると同時に検証を行う。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
患者・家族の意思決定支援の情報収集のためのコミュニケーションツール作成
申請番号 | 29-19 | |
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申請者 | 副看護師長 | 岡田 直三 |
課題 | 患者・家族の意思決定支援の情報収集のためのコミュニケーションツール作成 | |
【概要】 個別支援プログラムに基づいたコミュニケーションツールを導入し、意思決定支援を促せるような聴き取りを行えるよう「ニーズをとらえる力」を支援する内容を盛り込む。アンケートを実施し評価を行う。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
「コンピテンシー・モデル」の活用による看護管理能力の向上を目指して~成功体験を共有して~
申請番号 | 29-18 | |
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申請者 | 副看護師長 | 永田 歩 |
課題 | 「コンピテンシー・モデル」の活用による看護管理能力の向上を目指して~成功体験を共有して~ | |
【概要】 昨年度に引き続き管理者に必要な能力をコンピテンシーモデル(虎ノ門氏式)で学習し、自己評価を行うことで自身の行動を振り返り、自己の到達状況を把握する。またそれぞれの成功体験を共有し、他者のレベルアップした過程を参考にし管理の能力の向上に繋げる。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
A病院の特性を踏まえた倫理教育の考察
申請番号 | 29-17 | |
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申請者 | 看護師 | 古賀 稔朗 |
課題 | A病院の特性を踏まえた倫理教育の考察~スタッフの実態調査から見えてきたこと~ | |
【概要】 JEトンプソンらの「倫理問題を明確にする分類の方法」を用いてアンケートによる分析を実施する。 |
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判定 | 不承認 |
重症心身障害児(者)の口腔環境改善への取り組み
申請番号 | 29-16 | |
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申請者 | 看護師 | 岸川 理恵 |
課題 | 重症心身障害児(者)の口腔環境改善への取り組み―非常勤歯科医師との連携と病棟体制の充実を図って― | |
【概要】 重症心身障害児(者)対象の無料往診、歯科診療が円滑にすすめられるように、各病棟の体制について聴き取り調査を行い歯科未介入患者への専門的な介入を目指す。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
ICTが行うリスクコミュニケーションの促進に向けた取組み
申請番号 | 29-15 | |
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申請者 | 副看護師長 | 古瀬 法子 |
課題 | ICTが行うリスクコミュニケーションの促進に向けた取組み~クロストリジウム・ディフィシル集団発生事例の振り返り~ | |
【概要】 クロストリジウム・ディフィシル集団発生を経験したA病棟の職員に加えて全職員を対象にリスクコミュニケーションを意識した取組を行った結果RCの促進が行えたかを考察する。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
胃ろう造設患者が口から食べる楽しみを取り戻す試み
申請番号 | 29-14 | |
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申請者 | 看護師 | 麻生 和美 |
課題 | 胃ろう造設患者が口から食べる楽しみを取り戻す試み | |
【概要】 長期間経口摂取していない胃ろう造設患者の摂食嚥下機能の向上をはかり口から食べることを少しでも楽しみと感じてもらうための看護介入を検討し実施する。 |
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判定 | 条件付承認 | 同意撤回書の文言修正後承認 |
睡眠を妨げる要因を知り、睡眠環境を整える介護介入を試みて
申請番号 | 29-13 | |
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申請者 | 看護師 | 林田 展明 江頭 津多子 |
課題 | 睡眠を妨げる要因を知り、睡眠環境を整える介護介入を試みて | |
【概要】 B氏(重症心身障害児(者))の睡眠を妨げる要因を考察し安楽な睡眠への介入方法を検討する。 |
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判定 | 条件付承認 | 同意撤回書の文言一部修正後承認 |
摂食機能訓練の評価のみえる看護記録を目指して
申請番号 | 29-12 | |
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申請者 | 看護師 | 松元 久美子 |
課題 | 摂食機能訓練の評価のみえる看護記録を目指して | |
【概要】 病棟における入院患者への摂食機能療法実施後の勉強会、研修会実施前後についてアンケート形式で実態を調査し同時に摂食機能評価項目の評価基準と用語の定義について周知をはかることで、摂食嚥下における機能訓練のポイントを理解して評価できるのかを明らかにする。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
ウイニングを行っている重症心身障害児(者)の実態調査
申請番号 | 29-11 | |
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申請者 | 看護師 | 田中 貴大 |
課題 | ウイニングを行っている重症心身障害児(者)の実態調査 | |
【概要】 ウイニングを行っているA氏のVSや呼吸状態を3学会合同プロトコルを使用し評価する。得られたデータにより患者の個別性に合わせた看護計画の立案・実施・評価を行う。 |
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判定 | 条件付承認 | 説明書と同意書の文言を一部修正し承認となった。 |
カフアシストという新たな看護ケアを導入しての振り返り
申請番号 | 29-10 | |
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申請者 | 看護師 | 武藤 智恵子 |
課題 | カフアシストという新たな看護ケアを導入しての振り返り | |
【概要】 QC活動としてのカフアシスト導入の働きかけ・介入からカンファレンス、研修実施といった一連の過程をとおして変容した看護師の行動変容の過程を文献と比較考察する |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
混合病棟における卒後教育の実態調査
申請番号 | 29-09 | |
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申請者 | 看護師 | 松門 佳美 |
課題 | 混合病棟における卒後教育の実態調査~卒後2年目から4年目の教育体制について~ | |
【概要】 混合病棟における1年目教育を受けた看護師並びにそのプリセプターに対しアンケートを実施し卒後教育内容の検討及び体制の見直しについて検討する |
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判定 | 条件付承認 | アンケート内容の一部修正を行い承認とした。 |
クラスルームリアリティ・オリエンテーション(看護師による病棟リハビリ)の効果-第二報
申請番号 | 29-08 | |
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申請者 | 看護師 | 堤 えり子 松本 千明 |
課題 | クラスルームリアリティ・オリエンテーション(看護師による病棟リハビリ)の効果-第二報 | |
【概要】 地域包括ケア病棟における高齢患者BPSD保有者に対してクラスルームリアリティ・オリエンテーション(以下RO)を実施することで見当識障害の改善を確認する。対象は中等度の認知症患者とし繰り返しROを実施し長谷川式簡易知能評価スケールにて評価し効果ならびにその要因を分析する。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
CD感染症集団発生における病棟の対策と課題
申請番号 | 29-07 | |
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申請者 | 看護師 | 田中 智之 |
課題 | CD感染症集団発生における病棟の対策と課題 | |
【概要】 病棟でのCDI発生の際の経験をいかし、感染対策破綻の要因分析、排泄ケア状況の確認などを調査し今後の課題を見いだす。 |
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判定 | 条件付承認 | 研究期間の見直し、観察研究内容のHPへの掲示を条件に承認 |
COPD患者の特徴選出のための実態調査
申請番号 | 29-06 | |
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申請者 | 看護師 | 羽根 美智子 |
課題 | COPD患者の特徴選出のための実態調査 | |
【概要】 当院でCOPDで入院した患者さん、外来患者さんのデータベース分析・地域性・日常生活活動・セルフマネジメントの状況などについて考察し当院の入院患者に対する指導的介入に役立てる。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
日中活動で利用者が安全に過ごすための環境作りについての考察
申請番号 | 29-05 | |
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申請者 | 保育士 | 三浦 理沙 |
課題 | 日中活動で利用者が安全に過ごすための環境作りについての考察 | |
【概要】 セラピーマットに降りて日中活動に参加するA氏の日常の安全確保のための手法を研究する。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
当院における糖尿病コーディネート看護師事業の評価に関する研究
申請番号 | 29-04 | |
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申請者 | 看護師 | 内川 恵美 |
課題 | 当院における糖尿病コーディネート看護師事業の評価に関する研究 | |
【概要】 当該事業開始前後における紹介患者数の推移や紹介時の患者データなどを分析し、これまでの当該事業の評価並びに今後の課題を検討する。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
労働環境が糖尿病に及ぼす影響について
申請番号 | 29-03 | |
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申請者 | 糖尿病・内分泌内科医長 | 髙木 佑介 |
課題 | 労働環境が糖尿病に及ぼす影響について | |
【概要】 増加の一途たどる糖尿病患者については様々な要因が指摘されているが交代制勤務や時間外労働が糖尿病に与える影響を調査する。過去の健診データを用いてさらにアンケートを実施し検討する。 |
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判定 | 条件付承認 | アンケートの文言、項目の一部見直し後承認 |
佐賀県における結核患者の糖尿病の有病率及び治療状況の調査
申請番号 | 29-02 | |
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申請者 | 糖尿病・代謝内科医長 | 髙木 佑介 |
課題 | 賀県における結核患者の糖尿病の有病率及び治療状況の調査 | |
【概要】 糖尿病が結核発症に対してどの程度関連しているかを把握するために結核患者の糖尿病の有病率および治療状況を調査する。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |
サルコペニア肥満を有する糖尿病患者の調査
申請番号 | 29-01 | |
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申請者 | 糖尿病・内分泌内科医長 | 髙木 佑介 |
課題 | サルコペニア肥満を有する糖尿病患者の調査 | |
【概要】 当院入院患者のサルコペニア肥満の状態を調査しそれらが退院後の血糖推移に与える影響を検討する。 |
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判定 | 承認 | 計画どおり承認とする |