治験管理室

治験って?

「治験」とは、新しい「くすり」の開発のために行う試験のことです。「くすり」は、「薬になりそうな成分」が発見されてから、10年20年の歳月をかけて、様々な試験が繰り返されて生産の方法や効果、安全性が確認されます。それらの結果をもとに国に「くすり」としての使用を求める請求をします。国は提出された様々な研究の成果を確認し、「くすり」としての使用を許可します。この効果や安全性、薬の使い方などを確認するための研究のひとつが「治験」です。

治験には皆様の協力が不可欠です。また治験に参加するかどうかは、内容を十分理解してご自身で判断していただきます。患者さんご自身の自由な意思により判断し、参加し協力していただきます。また、参加の意思表示をし、治験を開始した後でもいつでも中止することができます。

治験管理室は患者さまが安心して治験にご参加いただけるように取り組んでおります。 治験管理室では、治験コーディネーター(CRC)による治験支援業務に加え、治験や製造販売後調査等の受託研究に関する事務および治験審査委員会を運営する「受託研究・治験審査委員会事務局」を設置して、安全を確保し、安心して治験を継続できるよう日々努力しております。
 

連絡先

 独立行政法人国立病院機構 東佐賀病院 治験管理室
 〒849-0101 佐賀県三養基郡みやき町原古賀 7324
 TEL:0942-94-2048(代表)
 FAX:0942-94-3137(代表)
 

治験に参加した場合

一般的に治験に参加するメリット
  1. 最先端の新しい治療を受けることができる
  2. 専門医師による、よりいっそうきめ細かい診察・検査が行われる
  3. 診療にかかる薬や検査の費用を軽減する措置を受けることができ、通常の診療費より負担が少なくなる
  4. 通院費用などの経済的補助がある

一方で
  1. 参加する治験によっては来院回数や検査が増えたり、日誌や記録をつけていただくことがある
  2. 副作用が生じることもあります

治験開始にあたっては医師が十分に説明を行い、治験コーディネーターが、協力してくださった患者さんに安心して治験に参加していただけるようにサポートを行います。

現在皆様方の治療に使われている「くすり」は、このような治験の成績をもとに承認され、多くの患者さんの治療に役立てられています。「くすり」はこうした過去の患者さん、お一人お一人のご協力により誕生してきました。またこれからも未来の患者さんのためにも新しい「くすり」の開発が期待されています。