褥瘡予防対策チームこのページを印刷する - 褥瘡予防対策チーム

褥瘡予防対策チームとは

一般的に「床ずれ」とよばれており、寝たきりなどで身体に圧力が加わると皮膚の下に血流障害がおこり、赤くなったり、皮がむけたり、潰瘍になったりする皮膚障害です。症状の重いものでは患部が壊死したり、骨がみえたりして状況によっては生命を脅かすこともあります。

健康な生活を送っているときはできませんが、日常生活自立度の低下、骨突出、関節拘縮・変形、栄養低下、皮膚機能低下などがあると発生しやすくなります。当院にはこれらの要因が複合的に潜在する高齢者、重症心身障害児者、結核の患者様が入院されているので、「褥瘡予防対策チーム」を結成して予防対策にとりくんでいます。

褥瘡予防対策チームの活動内容

看護師は入院中の患者様に床ずれがないかを確認します。床ずれがない場合も発生しやすい状態か否かを判定して、予防のためにマットレスの選択や体位調整、スキンケア(清潔、保湿、保護など)を行っています。それらの結果は褥瘡予防対策委員会に提出され、特に床ずれが発生しやすいと判定された患者様に対しては構成メンバーによるベッドサイドラウンドで計画・実施状況を評価、床ずれのある患者様には医師による処置と評価が行われます。

定期的に褥瘡予防対策委員会を開催してチーム活動報告、褥瘡発生報告、症例検討、ラウンド結果の共有、マニュアル整備、院内研修の企画など、予防と早期発見、治癒を目標に活動しています。

メンバー構成

医師、看護師、医療安全管理係長、事務、薬剤師、管理栄養士、理学療法士

院内研修会

褥瘡予防対策委員会

褥瘡ラウンド

褥瘡ラウンド